世界が注目する建築家・坂茂氏が採用。
〜ローテク素材による木材活用の意義〜
接着剤を一切使わず「木ダボ」だけで積層する最新の環境配慮型技術。
能登半島地震の被災地、珠洲市・輪島市で人々を温かく包んだ木造仮設住宅の実践から、これからのカーボンストック建築を考えます。
DLT(Dowel Laminated Timber)は、のりなどの化学接着剤を使用せず、木材を積層して木ダボ(木の棒)だけで結合させる純粋な木質系構造材です。
化学合成 of 接着剤を使わないため、シックハウス症候群の原因物質を排出しません。解体・焼却時も環境負荷が極めて低く、そのまま自然に還元できる究極のエコロジー素材です。
乾燥させた高密度の木ダボを木板に打ち込み、空気中の水分を吸うことで木ダボ自体が膨張。それによって部材全体を内側から驚異的な力でホールド・緊結します。
大がかりな化学プラント設備が不要なため、地域の森林から切り出した素材をそのまま地域経済の枠組み(小規模工場や工務店)で加工でき、真のカーボンニュートラルに貢献します。
木と木の交点に開けた下穴に対して、わずかに太い乾燥木ダボを打ち込みます。接着剤を使わないこの単純かつ高度な仕組みが、世界で高いデザイン評価を獲得しました。
震災に見舞われた珠洲市や輪島市において、世界的建築家である坂茂氏の設計主導のもと、DLTを活用した「グッドデザイン大賞」受賞の木造仮設住宅が誕生しました。
これまでの一般的な応急仮設住宅は、鉄骨のプレハブパネルが多く、断熱性や遮音性、そこで暮らす人々の「心身の安らぎ」の観点から多くの課題が指摘されてきました。
今回の震災支援プロジェクトでは、厚みのあるDLTパネルを採用することで、高レベルな断熱・気密性をクリア。厳しい winter の寒さから被災者の生活を守り、木の優しい香りに包まれた空間を実現しました。本講演会では、この革新的な実践アプローチについて、第一線の関係者から生の情報を伺います。
木造建築に興味がある設計士・プランナー、学生、そしで一般の皆様まで、どなたでもお気軽にご参加いただけます。
※当日は、坂茂氏デザインによるDLT木造仮設住宅のカットサンプル等も展示予定!
会場地図を確認するDLT木造建築の最前線で設計・構造検証、および普及に携わってきた専門家をお招きします。
坂茂建築設計をはじめとする日本の現代木造をリードする設計チームと協働し、DLTプロジェクトの構造的な実現・施工指導に取り組んできた実務者をお招き。
ローテクをベースにしながら高い気密・耐震性能を発揮するDLT。北陸の厳しい気候条件でのパフォーマンス検証や、実際の建築プロセスにおけるコスト管理、地域供給体制の構築、さらには「2025年グッドデザイン大賞」受賞にいたる舞台裏まで、多角的な視点からリアルにお伝えします。
のり不要で、美しい木目がそのまま仕上がり面となるDLT木造のリアルな写真や構造サンプルです。
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